健康のための食事

新型コロナウィルス状況下の飲食店事情

飲食店

新型コロナウィルス状況下の飲食店事情

世界的にみても、国内こと特に東京都内に於いても全く終息の兆しの見えない「新型コロナウィルス=covid-19」

経済的にも大きなダメージが来ることは、各機関、経済界、有名企業社長などが株主総会に向けたダイレクトメールの冊子などにより発信している状況。そんな中飲食事情も各報道の通り下火になっているのは事実です。非常に残念でなりませんが、僕の知人の有名フレンチの支配人を歴任してきたS.M氏からも連絡があり、知人のフレンチレストランが既に5件撤退し内1名は借金1000万円以上を背負ったままの撤退となったと言う。

実際に飲食店専門の物件&不動産情報に於いても、つい最近(令和2年3月くらい)までは、路面店(1階の物件)で適宜な家賃の物件などほぼ皆無であったのに現在(令和2年7月11日)では路面店でしかも駅近くで都心の物件がお手頃な価格で提示されています。

この現象は来年の令和3年末までは断続的に進んでいくと踏んでいます。その根拠は先ずどこの国も経済が滞り、インバウンドは見込みにくいこと。(現に航空会社各社は人員削減している。ということはしばらく便が増えることはない)それと気候変動、異常気象、地球温暖化の影響で作物が取れなくなること、中国がメコン川の上流にダムを作ってしまったおかげでアジアの作物も減少し始めていること、中国が出資して建設されたエチオピアのナイル川も中国の目論見により水のせき止めがされていて同様、これによる日本の食物の価格は売り上げと反比例して上がると予想されること。これらの原因で利益さえ出ればOKという飲食店が軒並み倒れると想像に難しくはありません。

それでは、「この様な事態が来るとは思わなかったのか?」と問われると、ここまで急激な且つ大きな変化ではないにしろ、飲食店の精査が来ることは感じていました。その根拠は他の記事にも書き込みましたが、一つは自然の貴重さを忘れていること。それに伴い食材の有難みを忘れていること。輸入ものの農薬たっぷり小麦粉はじめ安価な輸入野菜、肉を使い原価コストばかり気にしてお客様の安全健康そっちのけ。そして思いやりが衰退していること。が原因だということを禁じ得ません。さらには、東京五輪にあやかってインバウンドに期待をして雨後のタケノコのように乱立していることは、とても健全な飲食店経営とは思えない、謂わば「射らぬ狸の皮算用」そのままです。

スピリチュアルな事を申し上げると胡散臭くなってしまうかも知れませんが、要は、自然<食<人<金になっているのです。よって今回のウィルス蔓延をこの地球は、「人間の為にある訳では無いということに気付け!」という警鐘だと思います。

結局、近年日本に於いて「お金があれば何でも手に入る」といった事が宗教のように蔓延はびこってはいないでしょうか?豊洲市場の仲卸の人間に至っても食材を大切に扱う職人よりもメディアに取り上げられ、ただお金を使ってくれる料理人しか対応しなくなってきています。(幸い僕は,良い仲卸の方とお付き合いさせて頂けています)余談ですが、先日静岡にある昨今メディアに取り上げられている魚屋に行き,話を聞きましたが、「日本では乱獲により魚がいなくなっているんですよね?」と尋ねると「そんなことはありませんよ!現にこうして水揚げされているんだから」との事。(内心ハラワタが煮えぐりかえり、「ウソつくな!!」と言いたい気持ちでした)魚のお陰で生業ができているなら、本当の魚事情を世間に発信することも大切なのでは、と思います。

お金の為に営業して利益が出ることが最良とされてきたことは言うまでもありません。
元来、食は人の健康の為、生命維持に必要不可欠で「人の健康の為に飲食店を営む」このためだけにあるのにも関わらず。

結論:日本の飲食店の復興目途は、令和五年初頭と読んでいます。
その時は、現在と違う健全で良心的、且つ思いやりのある飲食事業が主となる事と信じています。