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経営者と従業員の関係

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飲食店

経営者と従業員の良い関係とは、

いままで、働いてきて、経営者サイド(本社サイド)としても、従業員としても感じた事は、現場のスタッフと経営者サイドでは、温度差、見解の相違があると感じてきましたし、実際あまり良いコミュニケーションがとられているとは言い難い。

原因は、概ねこんな感じになります。
経営者⇒会社があるから従業員が雇えて、お客様の対応が出来ている
従業員⇒自分たちが一生懸命現場で働いているからお客様も招くことが出来て、会社が成り立っている。
こと、大きな会社ほど「会社が一番」体質に感じます。
これは、カスタマーセンターなどの対応を聞いていると本当にひどい状況です。
お客様にも従業員にも、知らない事は、親身になるのが当たり前だと思いますが、「そんなことも知らないのか!」と言わんばかりの対応が大半。

これが、実際です。これって間違えてませんか?

僕は、いつも一緒に働いているスタッフに、「先ず、お客様がいるから店がある
そして、「同朋がいて会社や店が成り立っているから給料がもらえる
経営者サイドでは「お客様がいて、従業員がいるから給料がもらえて運営できている」と伝えてきました。

これが、従業員と経営者の良い関係だと信じています。
簡単に言えば、お店や会社が無くても「お客様はお招きできる」という事です。
現に以前は露天商なる商いが、そこかしこにあったのですから。
この様にお客様120%の精神で、全てのスタッフが社長の立場になって考え、お客様を敬って同朋を思いあっていれば、会社の人間関係が粗悪にならなくて済むはずです。

ここで間違えてはならないのが、社長の立場に立って物事を考える事が大切であって、社長の様に振舞うのとは違います。

謂わば、人に思いやりをもち、おもんばかって 行動し、対応することに大きな意義があると。たったこれだけ、考え方ひとつで良くも悪くもなります。

簡単なようで、毎日の私生活から全てのモノや動物、人、食べ物などに感謝の気持ちや思いやりの気持ちを忘れない様に生きていないと難しい事ですが、とても大事な事なので、実践あるのみです。

僕の尊敬するもう亡くなりました、元、伊藤忠商事会長の瀬島龍三さんが言ってましたが、
[シベリア抑留11年から日本本国に帰還して何を感じたか?という問いに、「同朋をお互い協力し合うといった事が薄れてしまった」]と仰っていたことを思い出します。

僕は電車に乗っても、どこかで働いても、日本にいると本当に「自分さえ良けりゃいい、人なんか知ったこっちゃねえ、そして人を蹴落としたり、見下したり、比べたりすることが多く、助け合ったりするという事が少なくなったというのが本音です。(スイスでも日本人が一番冷酷でした。(僕がそういった対応された訳ではないのですが)
要は否定することがステータスになっている様な、一億総マスコミ、謂わば「マスゴミ感」です。

結論
なので、少しでも、一人でも多く、思いやりのある方々の関係を広めていきたい。

みんなで良い人間関係の輪を、と懇願しつつ。