健康のための食事

楽チン!エコ料理のススメ

鍋&蓋

エコ料理のススメ

鍋の蓋ふたを活用する
  1. 野菜や麺類、肉などを茹でるお湯を沸かしたり温度を上げる時にはふたをする。
    極力鍋にフィットする蓋が良い良いのですが、無い時には少し大きくても合わなくても良いので蓋をかぶせるようにしましょう。(アルミホイルを水面に浮かべるだけでもかなり早く沸きます)
  2. 乾麺を茹でる前乾麺を水に浸ける
    そうめんなら20分、うどん、パスタであれば1時間以上水に浸しておくと茹でる時間が1/3~1/4に短縮出来ます。(沸いたお湯に、浸して戻した麺を投入するときには、投入後すぐに菜箸さいばしなどでかき混ぜるようにして下さい。なべ底に麺がくっつく事を防止できます。また更にふたを少しだけずらして弱火にすれば沸いた状態をキープすることが出来てさらに効率が良くなります。浸した麺を水ごと冷蔵庫にすぐに入れておけば、朝浸して夜使いや翌日使いもできます)
  3. 玉ねぎなどの野菜をフライパンや鍋でゆっくりとしんなり炒める時には少しだけ塩をしてかき混ぜたあと、極弱火にて蓋をすれば素材から水分が出てきて焦げる事を極力防ぐことができ、時折ときおりかき混ぜる程度の手間で済み、しょっちゅうかき混ぜる手間が省け、更に熱反射で上面からも熱が伝わるので効率がよくなります。
  4. 火の入りにくい肉や魚をフライパンで焼くときには、塩、胡椒など味付けをして、フライパンに油を敷き、片側表面に色が付いたら裏返しますが、この時裏返した後に弱火にして蓋をかぶせておけば熱反射で上面からも火が入ります。確認時にまだ火が入り切っていない様なら火を止めた後も蓋をして温かいガス台の上に置いておけば、余熱でかなり火が入っていきます。(肉や魚に火が入っているか確認する為には、中心温度計があると便利です。参考:カンピロバクター菌、サルモネラ菌などの食中毒菌は75℃で1分の加熱でほぼ死滅し、ノロウィルスは85℃以上で1分間の加熱で死滅)
蒸し器を多用する
  1. 蒸し器は何段か重ねる事も出来て、うまく使えば異なる料理を同じ蒸し器で加熱調理できます。(例:下段に蒸しパンと上段に茶碗蒸し、表面を焼いたハンバーグと蒸し野菜←少し塩をしておいた方が良い、下段におこわと上段に蒸し魚など)
  2. 蒸し器は一度冷めた料理も焦げ付かせずに容易に温めることが出来ます。(蒸した野菜や魚などと一緒にとろみをつけた餡をコーヒーカップなどに入れてアルミホイルをかぶせて入れておけば野菜や魚のあんかけを温かめるなどが容易で効率がアップし仕上げもキレイに出来ます)
  3. 蒸し器は、同時に別の食材も調理できるので洗い物も減らせます。
寿司、総菜、お茶漬けはエコ料理
  1. 元来、煮売り屋(総菜屋)や今の形のお寿司は江戸の屋台料理だったのでエコ料理となります。(日持ちのする総菜、酢飯は食材を無駄にせず保存がしやすい事も含め)
  2. 他にも江戸には屋台で天ぷらや蕎麦などもあったが、僕自身天麩羅屋を営んでいて大晦日には蕎麦も出していてわかりましたが、寿司ほどエコではない
  3. 寿司は煮炊きすることを抑えれば、かなりのエコ料理です。(冬場や寒い季節には身体を冷やすので控えめにした方が宜しいかと思います)
  4. お茶漬けは冷えたご飯をお茶で温められるのでお湯を沸かせばOKというエコ料理になります。(ですが、しっかりと水分を吸わせたおじや状態のお茶漬けであれば消化が少しは良いのですが出汁やお茶をかけてすぐのお茶漬けは消化が良くないのでお腹の調子がすぐれない時には控えめに)
他にも

ベトナムの生春巻きは、もともとベトコン(ベトナム戦争時代の統一戦線組織)の携帯食なので水と野菜などがあればどこでも食べられるので非常食にもなりエコ料理でもあります。
また、北アフリカの郷土料理クスクスも元来蒸し料理なのでエコです。(鍋に煮込み料理を入れて煮込みの上に蒸し器を重ねてそこでクスクス=「小麦粉製品、パスタの一種でパラパラとした粒状のもの」に塩、オリーブオイルを合わせたものを入れ蒸し上げた料理で、この煮込みとクスクスを一緒にして食べます)
余談:北アフリカやフランスではこの蒸し器の事をクスクシェールと呼びます。

今後は、エネルギー消費の少ないこの様な料理法やエコの料理が進んでいく事を望みます。
エコ料理推奨人

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