どぜう「飯田屋」
ここは、「浅草の左甚五郎」、浅草の「リサ」さんと呼ばれた、名指物師の祖父 利三郎の時から贔屓にさせていたただいている。そして僕も、父一郎に連れられて何度も来店している思い入れのあるお店。
※（注）左甚五郎とは、日光の眠り猫を彫った腕利きの彫刻職人
※（注）指物師とは、箪笥や長火鉢、机など板を指し合わせて作る木工職人
だいぶ前に改装されて、以前の下町に溶け込む様な内装の雰囲気が少々薄らぎましたが、まだまだ変わらず盛況で食べ方や献立も昔と同じく、「ざく」（長ネギのこと）お替り自由。
ご飯もとても美味しく、割り下（鍋物、ここでは泥鰌鍋に入れる醤油の入った出汁）は、僕の味覚が年を経て甘党が和らいで変わった所為かも知れないのですが 以前の方が辛目で好きだったが、今の甘めの味付けもまた、一興。
お奨めの食べ方は、この「ざく」たっぷりの骨抜き（ぬき）の「どじょう鍋」と「きも吸い」とご飯の相性がたまらない。無論お酒好きな方は先ず鍋で一杯やって、そのあとご飯でもどうぞ。
浅草に最寄りの際は是非。
〒111-0035 東京都台東区西浅草３丁目３−２
営業時間 １1：30~21：00
水曜日定休
03-3843-0881
