健康のための食事

杏子(あんず)の効能

杏子

杏子(あんず、アプリコット)の効能と杏仁(種のウソ、ホント)

杏子(あんず、アプリコット)は、古くから漢方でも取り入れられています。

成分として、実にはβ-カロチン(ミカンに多く含まれているβ-カロチンの中のβ-クリプトキサンチンが杏子にも含まれている)、クエン酸などの有機酸、ギャバ、干し杏子には食物繊維も多く含まれています。
また、杏子の種(杏仁)にはアミグダリンやプルナシン(有毒物質のシアン化水素=青酸)が含まれていて、レートリル(アミグダリンの別称)が悪性腫瘍に効果があると言われていますが、今のところ根拠は無く、アメリカではレートリルのサプリの販売が禁止されています。ただし、少量であれば去痰や咳止め(鎮咳)効果、シップとして使うとかゆみ止めになると言われています。

β-クリプトキサンチンは糖尿病発症、動脈硬化症の低減、骨粗鬆症予防に

クエン酸などの有機酸は疲労回復、食欲増進、腸内悪性細菌の抑制に効果があり

ギャバで認知症予防

食物繊維は整腸作用、解毒、心筋梗塞や肥満予防に効果があると言われています

結論

杏子(アプリコット)、干し杏子(ドライアプリコット)は一日2個位に留めた方が健康効果があると思います。

特に注意
干し杏子(ドライアプリコット)は、ほとんどのモノが害虫駆除などの為に燻蒸(農薬をガス化させて燻す殺虫方法)をしているものが、市場に出回っています。
なので、必ず商品表示をよく見て購入されて頂きたいと思っております。(画像が燻蒸されていない無添加の干し杏子(ドライアプリコット)で、色はキレイではないモノが本物で、きれいなオレンジ色のモノは燻蒸されています。)

杏仁は今のところ、悪性腫瘍に効果があるという迷信になっていて、むしろ青酸中毒を起こすとも言われているので今後の研究に期待しています。

因みに杏仁(杏子の種)の味によく似ているものに、梅の種の核、ビワの種の核がありますが、いずれもアミグダリン(シアン化水素=青酸=毒性のある成分)が含まれているで、摂取には気を付けなければ成りません。

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