健康のための食事

お米を主食=米食がコロナウィルスに有効か?

お米を主食=米食がコロナウィルスに有効か?

中国の武漢から始まった「コロナウィルス=covid-19」の新たな統計が出ました。

なんと!お米を主食とした国や地域が、中国ウィルス=covid-19の感染が少ないという事が渡邊昌東京農大客員教授(元国立がんセンター研究所疫学部長、メディカルライス協会理事長)と飯沼一元(株)ライステック社長(工学博士)の連名による論文で示されました。

あくまで統計ですが、予てより医学、医療においては統計によって解明されたり、医学の進歩になった事は此処で言うまでもありません。

では、何で米食が良いのか?は、何ら解明できていません。

しかしながら、サイトカインストームに関わる症候群(ギランバレー症候群)に罹患して以来、健康意識してきた料理人としての見解は、やはりサイトカイン(主にたんぱく質で構成され免疫細胞を活性化したり抑制したりする働きを持つ)に働きかけるLPS(リポポリサッカライド)を多く含む食材を同時に食して腸に届けているお陰では無いかと思います。

このLPSを多く含む食品として知られているのは現時点で

  • 穀類:玄米、未精製の小麦やライ麦、十割蕎麦
  • 野菜:ほうれん草、キャベツ、明日葉、レタス、白菜
  • 根菜:レンコン、ゴボウ、じゃがいも、長いも、大根、さつまいも
  • 海藻類:もずく、ワカメ、メカブ、のり、ひじき、昆布、アオサ
  • きのこ類:ひらたけ、きのこ全般
  • 乳製品:カスピ海ヨーグルト

とされています。

無論、主食のお米に玄米やそば粉(蕎麦掻きなど)を摂っていれば必然とLPSを摂取していることになります。(気を付けなければいけないのは、以前小麦粉の記事https://foodpro.ichili.net/organic-flour-recommended-by-ichili/に記した様に穀物の外皮を食すほどに農薬や化学肥料の影響を受けると言って過言ではありません。なので、一番は無肥料無農薬栽培もの次に自然栽培ものそしてしっかりと発酵した堆肥を使用している信頼のおける農家さんの食材を摂取されることを推奨いたします。

昨今、レクチンの摂取による害が懸念され「レクチンフリー」なども推奨されていますが、日本の食文化における、豆類、米、そばなどの穀類の調理法で調理して食せば、有毒ではなくなると思います。

現に少量のレクチン摂取は人体の細胞免疫システムに於いて有効だというデータの論文も出ています。

因みに、玄米が有効と言うことは糠(ぬか)やぬか漬けも有効になると思います。

結論、戦前(大東亜戦争以前)の日本古来からの調理法とそれに伴う食事がサイトカイン(主にたんぱく質で構成され免疫細胞を活性化したり抑制したりする働きを持つ)に良い働きかけをしているのだと思います。要は、穀物や豆類は特に電子レンジ調理などせず蒸し器、圧力鍋、厚手の鍋でしっかりと加熱して料理して召し上がって頂くべきものだと思います。

僕の推測ですが、これからはフィチン酸などの有効性も楽しみにしています。

「日の出ずる国、日本」だからこそ。

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