健康のための食事

玄米と分搗き米とは

お米

玄米、分搗き米(ぶつきまい)の真実?そして炊き方

玄米や分搗き米(ぶつきまい)は危険なのか?

大東亜戦争後一時途絶えていた玄米や分搗き米の良さが、マクロビオティックの影響もあり玄米や 分搗き米が健康に良いと再度見直されています。
一方でこれらの危険性を指摘している研究者もいますが、何が危険だと発信しているかと言うと、ジャスモン酸アブシジン酸を懸念視しているようです。
いずれにしても、環境ストレスに対応するホルモン(種の保存のために植物が虫などによる食害に対応したり、適正な温度で成長促進や休眠したりコントロールするホルモン)が人間の細胞のミトコンドリアに有害だとされているからです。
この問題に関しては今のところ研究者によって抗炎症作用により動脈硬化予防や糖尿病予防があるなど賛否両論です。
そして、玄米や分搗き米には発芽抑制因子としてアブシジン酸を持っているため、このアブシジン酸を無毒化する必要ありますが、このアブシジン酸が有毒という説はいまだ確認されておらず決定的な根拠はない状態で半信半疑。ですが皆さんに於いては現時点での良いとされている安全な食べ方の方がお奨めかと思います。
因みにこのアブシジン酸の無毒化に於いては、水に浸漬しんせきして発芽させるか、乾煎からいりして熱を与える事となっています(天日干しにした玄米にくらべ、機械干しした玄米は発芽しにくい)また、緑茶で発芽させることで雑菌の繁殖を極力抑える事が出来、普通に発芽させたものと比べGABA(ギャバ)が3倍になることが分かっています。GABAの解説サイト 
そういった意味で分搗き米は、手軽で安心して(今のところ)玄米の良いところを摂取できる手段と言って良いかと思います。
(半信半疑な理由:アブシジン酸は、 果物、藻類、菌類、人間など ほぼ全ての生物に存在しており、もしそうであればとっくに人間になにがしかの異常や健康不良が出て証明されていると思います=昔は統計学的な医療が主であったために、なおさら)

発芽玄米

緑茶34℃で約6時間その後24時間放置して
発芽した玄米

分搗き米とは

分搗き米は大まかに3分、5分、7分とあります。
玄米→3分搗き米→5分搗き米→7分搗き米→白米と数値が少ないほど玄米に近く胚芽や糠の成分が多く残っています。
無論、玄米の方がミネラルも多くバランスが良いのでおススメですが、消化が良くないのでよくんで食べることが大切です。

まとめ

繰り返しになりますが、今だはっきりした結論は出ていません。ただ、今まで白米を食べて脚気かっけになって(ビタミンB1不足)死亡したりはしているものの(江戸中期から白米が食べられ江戸病と言われた)、玄米や分搗き米を食べて死亡したり、病気になったりした事例は無い事(消化不良等以外)、原爆被害時玄米と塩で発病を防いだことをかんがみますと、フィチン酸により弱冠ミネラル摂取の阻害されることを加味した上でも、玄米や分搗き米が人間の健康維持に一役買っていることに賛成して宜しいかと思います。

そこで、やはり一番は無肥料無農薬栽培の玄米、もしくは玄米が苦手な方は分搗き米をおすすめします。
また、フィチン酸には有害物質、公害物質などを排出する効果もあるとされているので、ダイオキシン、農薬、添加物、更にはマイクロプラスティックを摂取していると確認された現在に於いては有効な手段の一つになり、ミネラルも同時に取り入れられるのでおススメ薬膳です。
(今後研究が進んで安全か否か?確認され次第逐次見直していくべき事ですが)
いずれにせよ、ただ「玄米を食べれば体にいい」と玄米ばかり食べたりせずに、何に関しても薬になれば毒にも成り、健康に良いからと食べ過ぎれば弊害になることも多いですから、「腹八分目に、医者いらず」という事を常に心がけて自然に寄り添う常にバランスの良い食事をされていただきたい。
尚、あまり神経質になり過ぎない事も健康管理のひとつですので、ほど良く快く、自分の身体の声に耳をかたむけつつ。
(無肥料無農薬をおススメなのは、小麦や米などの外皮が多ければ多いほど農薬やダイオキシンを摂取する可能性が高くなるため、これらの摂取をおさえる事が出来る為)
草々

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