洗剤、石鹸、シャンプー⇒重曹へ
洗剤や洗浄用としての重曹
飲食店の洗い物でいつも気になることがあります。
それは洗剤などを良く流水で流し切れていない事が多い。
こと、洗浄機のリンス剤も気になります。
この食器用洗剤、リンス剤、業務用食洗器の洗剤の成分は、界面活性剤が主です。
この界面活性剤の中には非イオン界面活性剤などもあり現在は人体への影響は少なくなってきている、とも言われてもいます。
とはいうものの、この界面活性の浸透性により人体に影響があることを否定できない状況です。
またこれらは、水生生物への急性毒性、生態環境への悪影響もあるので極力、また最大限に使用を控えることが非常に大切な事となります。
なので、まずこれらの界面活性剤(ほとんどの洗浄剤)を使用するのであれば、極力少量にし、その洗浄剤をよく流水で洗い流すことがとても重要です。
僕は鼻が良いので店で洗剤を使用したときにニオイを嗅ぐとかなり流しても残っていました。よく5秒間流してくださいとありますが、それ以上は必要です。
では、これらに代わるものとして何があるのか?
それは、重曹(弱アルカリ性)、クエン酸です。
これは、いずれにしても食品用のモノを使って頂くことをお勧めします。
そうすれば食器を洗う時でもシャンプー代わりに使う時でも身体に優しく安心して使用できます。
因みにお風呂を毎日重曹で洗浄しているとカビにくくなります。
石鹸やシャンプーとしての重曹
さらには重曹水で顔や身体を洗っているとお肌がツルツルしてきます。
(ウチの奥さんはツルツル肌を喜んでます)
そして加齢臭も消え、中年男性には朗報ではと思います。
よく髪や頭皮をしっかり洗ったのに何か?臭いと感じた方も多いと思いますが、これは、頭皮のカビ(真菌)による脂漏性皮膚炎などによるものです。
カビと言って驚く方もいると思いますが、だれもが持っている常在菌(マラセチア)です。
この時の重曹の使い方は、
風呂桶一杯のお湯に大さじ一杯の重曹を良く溶かし込み、
頭皮によく馴染ませるようにゆっくりとかけ、あとはシャンプーと同じように頭皮を洗い、終わりにお湯で良く流します。
このままだと、髪の毛がギシギシして指通りが良くないのですが、風呂桶にクエン酸大さじ一杯を入れたお湯を髪の毛に馴染ませて軽く流すとリンス代わりになってギシギシ感が無くなります。
注意点としては、重曹の力で頭皮の皮脂を余計に流してしまって匂いが余計に強くなってしまう時もあるので夏などの汗の多い季節を外して少しづつ試しながら洗ってみると上手くいくと思います。必ずしも脂漏性皮脂炎による匂いが改善できるとは言い切れませんが、少なくても僕と妻は半年くらい根気よくやった結果匂いが無くなりました。
ただし、重曹には研磨効果もあるので目に入って痛い様な時、頭皮に傷や腫物があるときは、中止して下さい。
口中環境の改善としての重曹
歯を磨いた後に、コップ一杯に小さじ1/2程度溶かし込んだ重曹水でうがいしていると口臭も少なくなり歯周病も進まなくなりました。
(決して重曹水で歯ブラシのブラッシングはしない様に!エナメル質傷つけると言われています)
いずれの使用に関しても、人工的に作り出したものなので使う量、ご自身の身体の反応をよく確かめながらお使い頂くことがとても重要です。